テープ起こしの依頼方法と相場がわかる 業者選定のポイントも紹介

2024.05.282024.05.28

テープ起こしの依頼方法と相場がわかる 業者選定のポイントも紹介

近年、テープ起こしを担うアプリやツールが登場する一方で、人の手よるにクオリティの高さも再注目されています。

テープ起こしは時間と労力の要る作業なので、できれば外部に委託したいと考える人も多いでしょう。

本記事では、テープ起こしの基本をまとめ、委託する場合の相場や業者選定のポイントを解説します。ぜひ、ご参考にしてみてください。

テープ起こしとは

「テープ起こし」とは、録音された音声をテキストにしていく作業のことです。「文字起こし」や「書き起こし」も、同様の意味で用いられます。現在はパソコンなどでタイピングしていく方法が主流です。

語源など、「テープ起こし」の詳しい内容は次の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

テープ起こしとは? 基本知識から実践テクニックまで一挙紹介

テープ起こしでは、具体的には次のような録音・録画データを文字にしていきます。

・会議や打ち合わせ

・取材、インタビュー

・講演、セミナー、研修会

・裁判法廷用の証拠素材

音声をテキストにすることで次のようなメリットがあるため、テープ起こしの需要は高いです。

・情報が整理される

・確認しやすくなる

・共有しやすくなる

・記事化や議事録作成などにつなげることができる

テープ起こしの種類

テープ起こしには、大きく分けて3つの種類があります。「素起こし」「ケバ取り」「整文」です。それぞれどういったものなのか解説します。

素起こし

音声の内容を一字一句正確に書き起こす方法です。「えー」「あのー」など、特に意味のない言葉や、言い淀んだ声などの音も全て文字に起こします。特に意味のない音も文字に起こすため、文章を読んでも内容がつかめない可能性があります。一方で、一言一句文字に起こすため、実際の会議や取材の現場にいた人にとっては、当時の臨場感や流れを思い出しやすいという特徴があります。

ケバ取り

「えー」「あのー」などの特に意味のない言葉や、言い淀みのある箇所などを取り除いて書き起こす方法です。素起こしと比較すると無意味な文字が少なくなり、内容が把握しやすい文章になります。ただ、話した通りの順序のままなので、そのまま読んだときに十分にわかりやすい文章とはいえません。

整文

無駄な音や言葉を取り除いたケバ取りの文章をさらに整え、わかりやすくする手法です。整文では、言葉の順序の入れ替え、語尾・文中の表現の統一なども行います。音源で何が話されているのか、説明されているのか、その内容を正しく理解する必要があり、文章を適時修正していくため、素起こしやケバ取りよりも時間がかかります。

テープ起こしの作業を進める前に、用途やシチュエーションに合った仕上げ方を決めておくことが一般的です。

テープ起こしを専門業者に委託するメリット

まず、テープ起こしのやり方を整理します。大まかに次の3つに分けることができます。

・全て人力で行う:1時間の音源で約3〜4時間、場合によっては10時間以上かかることもあるため、負担が大きいやり方です。

・テープ起こしのツール・アプリ・ソフトウェアを用いる:全て人力で行うよりも効率的になる可能性がありますが、完璧な仕上がりにはならないため、人の目によるチェックは必須となります。作業時間や負担をゼロにすることはできないと考えた方がよいです。

・専門業者に委託する:人の手による高いクオリティと、負担減が期待できます。

手間を省きたいという場合は、専門業者に委託することが効果的といえます。

テープ起こしを業者に委託する場合のメリットをさらに掘り下げると次のようになります。

・高品質になる

・人の手による精密な作業、フレキシブルな対応が期待できる

・効率化や人件費削減につながる

・専門知識を活かして作業してもらえる

「業者に委託する=コスト増」と考える方もいらっしゃるかもしれません。無料で使用できるテープ起こしのアプリやツールを使った方が、安くて効率的だという考えもあります。

先に述べた通り、アプリやツールによるテープ起こしは完璧とはいかないため、人の目によるチェックが必須ですし、仕上げ方によってはそれほど作業が代替されず、効率化につながらないというケースもあります。

コストパフォーマンスの高い専門業者に委託した方が、人件費削減になりコストカットを図れることもあります。

テープ起こしを業者に依頼する方法

テープ起こしを業者に依頼する主な方法は次の2つです。

テープ起こしを専門とする業者に直接依頼する

業者のサイトなどから見積もりを取り、依頼する方法です。インターネットの普及によって、サイトから簡単に業者の情報にアクセスできるようになり、業者の比較をしたり、見積もり取ったりしやすくなりました。

クラウドソーシングを経由して作業者もしくは業者に依頼する

クラウドソーシングとは、インターネットを介して個人や企業が不特定多数の人から業務の受注を行える仕組みのことです。クラウドソーシングサイトの例として「クラウドワークス」「ランサーズ」「ココナラ」などがあります。クラウドソーシングサイト上で、テープ起こしを請け負ってくれる人・業者の募集をかけたり、実績やスキルのある人・業者にオファーを出すことができます。

専門業者に直接依頼する場合と、クラウドソーシングを経由する場合では、それぞれメリット・デメリットがあります。直接依頼する場合は自身で業者を見つけるところからスタートしなければならないのに対し、クラウドソーシングを利用すれば「テープ起こし」という需要にあった人材・業者が集めやすいです。一方で、クラウドソーシングを利用するとシステム手数料を支払う必要があり、受注者とのコミュニケーションに制限がかかることもあります。直接業者と交渉した方がフレキシブルに対応してくれることもあるでしょう。

その他の依頼方法として、テープ起こしの作業者・専門業者とコネクションがある場合につてをたどる、SNS経由で作業者・専門業者を知り依頼するということもあります。

口コミ紹介などであれば、実績や評判の信憑性が高く感じられるため、発注率が高いようです。

テープ起こしの相場とは

音声の長さをベースに、テープ起こしの料金相場を考えていきます。

テープ起こし1分あたりで考えたときの目安は以下です。

最低額は約60円

専門性を要さない内容で、初心者も含めた個人の方に依頼した場合の目安。SNSなどのショート動画のテープ起こしなどが多いようです。

かなり安め80円〜100円

一定のスキルのある個人へ依頼した場合に多い価格帯です。

基本相場は200円〜300円

テープ起こしに特化した専門業者に依頼する場合、目安となるのはこの価格帯です。テープ起こしのプロフェッショナル人材が作業を行うため、高いクオリティが担保されます。これよりも安い料金で高いパフォーマンスを実現している業者もあります。

その他、基本料金に加算されていく要素もあります。

・翻訳、スピード納品などのオプション

・「素起こし」「ケバ取り」「整分」といった仕上げ方の違い

・専門知識が必要な案件

業者によってプランが異なるため、見積もりを取るのが確実です。

テープ起こしの業者選びのポイント

業者を選定する際は次の点に注目しましょう。

価格帯

想定予算に合うか確認します。

品質の高さ

どういった作業者を揃えているのか、専門性の高いジャンルについて依頼する場合には対応できる人材がいるのかなど確認します。

納期

希望する納期に対応できるか確認します。急ぎの場合は特に注意する必要があります。土日祝日の対応は可能か、特急納品のプランがあるかなどが指標になります。

サービス内容

業者によって、専門分野のテープ起こし、英語翻訳の対応、裁判証拠用のテープ起こしなどサービスの充実度に差があるので確認しておくとよいでしょう。

いくつか業者が候補に挙がった場合は、見積もりを取って比較し、コストパフォーマンスが高いと感じる業者に依頼してみましょう。

業者の選び方については次の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。

テープ起こしの業者はどう選ぶ? 比較ポイントを解説

まとめ

いかがでしたか? この記事では、テープ起こしの基本をまとめ、外部業者に委託する場合の相場や業者選定のポイントをご紹介してきました。

プロフェッショナルによる人力のテープ起こしを提供する専門サイト「コエラボ」では、

1分179円〜という低価格で音声データをテキスト化してくれます。

英語起こしにも対応しているため、グローバルなWeb会議の録音データもテキスト化できるでしょう。医療や裁判など、専門性の高い領域にも対応しています。

当日・翌日に仕上げる迅速な対応も可能なため、早急な文字起こしが必要な場合でも頼りになります。

業界屈指のコストパフォーマンスを体験してみませんか?

お客様のニーズに合わせた文字起こしをご提供

コエラボでは、お客様の一人ひとりのニーズに合わせた文字起こしが可能です。
起こし方や表記、多言語など柔軟な対応を強みとし、スピーディーかつ高品質な文字起こしサービスを提供しています。
まずはお気軽にお問い合わせください。

よくあるご相談

・他社でお取り扱いがない特殊なデータ形式のご相談
・大量データの特急処理のご相談
・納期による料金比較のご相談
・起こし方に関するご相談

お電話でのご依頼

平日10:00 ~ 18:00 (土日祝 10:00 ~ 14:00)

お見積もりを依頼する